記憶の引き出し

思ったことを書き留めるためのヲタク日記

ベストアーティスト2015の衝撃と決意

例に漏れず、記憶の引き出しとしての出来事を綴っておきます。
ファンでもないのにという方は即刻閉じていただいて。

正直驚きと衝撃で、「退所」という言葉が出た瞬間以降何を話しているのかの記憶がない。
そして横でかめちゃんが震えながら言葉を必死に紡いでいたこと。客席が一瞬にして静寂を取り戻したこと。
その後の歌披露での表情がなんとも言えない表情だったこと。ゆっちが少し涙目に見えたこと。かめちゃんのソロが叫びに聞こえて痛くて痛くてたまらなかったこと。たちゃんの表情が悔しくも思えたこと。
終わってからも衝撃が体中に残っていて記憶が曖昧になる程でした。
今はまだ曲が思い出されるたびに胸が締め付けられて涙しそうになります。

既に掛け持ちをいくつもしている私はできることならば増やしたくはないという信念を持って、KAT-TUNには触れないでいました。
好きになる要因がいくつも含まれていたのを知っていたので、DVDなどの映像作品には手も出さずに。
茶の間でひっそりと楽しもうと思い、TVの映像はいくつも残してありました。
中でも好きなのはじゅんの。
たまたまではあるけれども、ちょうど昨日KAT-TUN担さんの魅力についてのブログを読んでいたところでした。

茶の間ですらこの衝撃。後から来る余韻。実の現場担当さんはどんな思いだったのか…。
その場にいた人達の衝撃はどんなものだったのか計り知れない。
なんで?どうして?もう嫌だ。二度とないと思っていたのに。方々から声が聞こえてきてます。
今応援しているグループも過去に解雇や脱退の経験があるグループもあります。
その頃は違っていたけれども、その過去を思うと胸が締め付けられます。
戸惑いも怒りも諦めも、全てが絶頂に達したかのような想いが廻って。

他担として思うことはいくつもあります。
例えば何故あの場での発表だったのか。何人かが言っていましたが以前のAKBの大島優子ちゃんみたいだと。私もすぐ浮かびました。
過去にああいうことがあった時、関係のない人にとっては「そんなところで発表しなくてもいいじゃないか。」「(当時は北島三郎さんの最後の紅白ということもあり)泥を塗るのか」なんて批判も見かけたり。
さすがにそこまでは思わなかったけれども、何より(あまりこの言葉は好きではないけれども)同じ派閥の事務所所属のグループが一堂に会する場所。だからなのか。
女性グループによくある卒業という制度。それは女性グループのメンバーは有限ということなのか。その制度とは違うのがジャニーズのメンバーであり、デビューした後は違反を犯さない限りは存続という暗黙の了解があったはず。その発表とは違う重みを含んでいると思うのです。(もちろん私がジャニオタであるから贔屓目もあるということは承知の上で)

そして有限と思っていなかったジャニーズに所属するメンバーは、契約更新をしない限り無限ではないということ。
契約解除ではなく契約更新。更新が必要という話は以前にも聞いたことがありましたが、まさかこのような形で使われているものだとは思わずにいました。
ということは…今現在活動しているメンバーもいつどうなるか誰にもわからない不安があるということになります。
アイドルを応援するということはどういうことなのかを考えるきっかけになった出来事でもありました。

ファンにとっては偶像もありき。だけど生身の一人の人間。それだけでは語りきれないけれども、そういうことなんですね。
個人としてグループのメンバーとわかりあえないことがあったとしたら、それは貫くか諦めるかの二択。その二択で貫くことを決意したとしたら、私達ファンはそれに従うしかない。
今回の原因がなんだったのか。憶測をしてもどうにもならないので掘り下げることはしません。心情は知りたい気持ちもわかる。
彼にはその意思を貫こうと決めた時、ファンが止めることはできないんですね。

ただ、今感じたことは忘れたくない。
今輝いているアイドルを好きになるということは有限であるかもしれないこと。
そして当たり前の幸せは安定感から来るということ。
例えばメドレーでいつもの曲や思いがけなく的外れな曲を選定されてがっかりすることもあるだろうけれども、それが幸せなんだよね。
きらきらと眩しくて輝いている瞬間も、縁側でお茶をすするくらい安定している瞬間も、全部大切な「今」。
だから可能な範囲で自分なりの応援をしていく。それがこれからもジャニヲタでいることの決意みたいなものです。

 

今後KAT-TUNがどのような道を歩くにしても、納得のいく答えは出ないかもしれないけれど、どんな道でも茶の間としてひっそりと応援しています。

 

・追記・

以前の日記で「定番曲のマンネリ」がどうのこうのと綴っておりますが、その言葉に反省も込めてこの日記を上げました。

当たり前の幸せはふいに姿を消すこともある。いつでも感謝を心に。